本日行われましたインカレ準々決勝・東海大学戦の試合結果です。
早稲田大学 20(12-9、8-19)28 東海大学
11/12(月)10:30 丸善インテックアリーナ大阪
以上の通り敗戦いたしました。
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【戦評】
ついに昨年のインカレと同様、準々決勝まで駒を進めた早稲田は、春秋両リーグで歯が立たず敗れた東海大学と対戦した。井川花野(教育4 神奈川・横浜平沼)がベンチで見守る中、強豪相手にチャレンジの気持ちで臨んだ前半、伊地知華子(社4 宮崎・宮崎学園)のカットインで幸先よく先制しチームを波に乗せる。東海大も持ち前の鋭いシュートから応戦するも、早稲田は得意の堅い守備からリズムを作り、富永穂香(スポ4 東京・佼成学園女)の足を使った速攻、久保涼子(スポ4 群馬・富岡東)のペナルティースローなどで引けを取らず、じわりじわりと東海大との点差を開いていく。中でもインカレ開幕後から絶好調の島崎愛(社4 熊本・熊本国府)のポストシュートが要所で光り、チームのボルテージは最高潮に。このまま勢いで前半終了まで優位に立ち続けるかと思われたが、終了直前に守備の要である高田紗妃(スポ4 福岡・西南学院)が退場し、懸念を残したまま前半を12-9で折り返す。
インカレ3試合通算7得点と大活躍だった島崎
前半の勢いのまま走り抜けたい後半だったが、開始直後から5人守備という早稲田の不利な状況を東海大は見逃さず、怒涛の反撃が始まる。カットインで先制されると、早稲田オフェンスは焦りからかパスミスが目立ち逆速攻から失点。前半4分で13-13とあっという間に同点とされてしまう。その後高田主将がコートに戻ってからも得意のディフェンスが立て直せず、さらに相手の速攻から次々と失点。後半10分で14-19と大きく離される。しかし折れてはいられない早稲田は、後半11分に高田主将が速攻から得点、さらに金庭亜季(社4 群馬・富岡東)や江島朋夏(スポ4 東京・佼成学園女)、鳥平知穂(スポ4 大阪・四天王寺)を投入し立て直しを図る。それでも強豪の壁は厚く、速攻から完全にリズムを取り戻した東海大は、持ち前のフィジカルを生かしたポストシュート鮮やかなサイドシュートで連続得点。さらに堅い守備で早稲田のセットオフェンスを完全に封じ、得点を許さない。そしてついに後半17分で15-23と絶望的な状況に。それでも高田主将を中心に決して諦めなかった早稲田は、エース吉田瑞萌(スポ2 東京・佼成学園女)の気迫のシュートで追いすがったが、序盤の大量失点が影響し、勝利には届かずそのままタイムアップ。試合終了後、四年生の瞳からは大粒の涙がこぼれおち、宇野譲監督をはじめとしたスタッフ一同の目にも涙が浮かんでいた。
成し遂げられなかった日本一の夢は来年の後輩たちに託された。
たくさんの応援、ありがとうございました
今後の日程
11月25日(日)に早稲田大学東伏見キャンパス体育館にて、早慶定期戦が行われます。
四年生にとって最後の試合となりますので、ぜひ会場までお越しください。
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二年 大瀧真生子
【個人得点表】
No. | 選手名 | 前半 | 後半 | 合計 | 通算 |
2 | 高田紗妃 | 0 | 1 | 1 | 1 |
3 | 金庭亜季 | 0 | 0 | 0 | 1 |
4 | 久保涼子 | 2 | 0 | 2 | 6 |
5 | 江島朋夏 | 0 | 0 | 0 | 1 |
6 | 山本彩椰 | 0 | 0 | 0 | 0 |
8 | 杉山瑞樹 | 2 | 0 | 2 | 10 |
9 | 伊地知華子 | 1 | 1 | 2 | 3 |
10 | 鳥平知穂 | 0 | 0 | 0 | 0 |
11 | 富永穂香 | 2 | 1 | 3 | 7 |
14 | 衣川直緒 | 0 | 0 | 0 | 0 |
15 | 吉田瑞萌 | 2 | 4 | 6 | 16 |
19 | 島崎愛 | 2 | 1 | 3 | 7 |
22 | 阿部美幸 | 1 | 0 | 1 | 7 |
24 | 紅林詩乃 | 0 | 0 | 0 | 3 |