2月12日から3日間、女子部の12人が熊本での早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンターの活動に参加しました。その内容は、2016年の熊本地震で被災した子どもたちとハンドボールを通して笑顔・元気になってもらうこと。また、熊本地震の被害を実際に目にすることでその災害と向き合うことの二つが大きな目的でした。
初日は熊本県宇城市の河江小学校の場所を借りて、小中学生とハンドボール交流を行いました。宇城市は県庁所在地である熊本市の南に位置し、熊本地震の本震では最大震度の7を観測しました。「どうしたらハンドボールの楽しさを伝えられるかを考えました」(楯如美、スポ科2年、岐阜・飛騨高山高)。現地の子どもたちにハンドボールを通して元気になってもらおうと、試行錯誤して取り組みました。子どもたちもハンドボールを楽しんでくれたように見えました。
交流後の集合写真
2日目の午前中は、熊本城を視察しに行きました。熊本城は歴史ある建造物ですが、熊本地震によって石垣が崩れ落ちている様子はニュースなどでも取り上げられていた通りです。ですが実際にその被害状況を目の当たりにすると、「自分の想像していたものを大きく超えるものでした」(山本彩椰、スポ科2年、神奈川・川和高)と、驚きを隠せませんでした。天守閣の復旧は3年を予定しているそうですが、石垣の復旧は約20年を見込んでおり、完全に元の姿に戻るのにはかなりの時間を要します。それだけ地震の被害が大きかったのだというのを再確認したとともに、復旧のための地道な作業が山積みである現実を目にする大切な機会となりました。また午後は熊本国府高校に訪れ、練習メニューを一から考えて交流を図りました。自分たちのハンドボールを再認識する場になりました。
被災した熊本城を見守る選手たち
最終日には熊本学園大学で熊本地震に関する体験談を聞きました。熊本学園大学は地震の際避難所として機能していました。その当時の話や避難所としての対応など、私たちがあまり知ることのできない被災地の実際の動きなどを聞くことができました。自然災害はいつ起こるかわかりません。「防災に対する意識を改めて考え直しました」(岡崎麗、教育1年、埼玉・浦和実業高)と、実際に現場での話を聞くことができたのは貴重な経験だったと思います。
震災が熊本の人々に大きな影響を与えたのは言うまでもありません。ですが被災した人々が手を取り合う姿、地域間での協力する姿、復興のため前進する姿。それらは報道を通して見るよりも、実際に目にすることで強く感じることができました。地元熊本出身の島崎愛(社学3年、熊本国府高)は「私たちの方が元気をもらった」と、現地の人と交流することで心に響くものがあったと語りました。今回の熊本ボランティアを通して得たものは非常に大きく、多くのことが胸に刻み込まれています。今置かれている環境に感謝を忘れずにハンドボールをすることを誓う場になったと思います。
※今回の熊本ボランティアの様子は地元のテレビ局でも放映されました。詳細はこちら。
二年 佐藤慎太郎
以下選手のコメントです。
島崎愛(社学3年、熊本国府高)「熊本ボランティアに参加させて頂いて」
早稲田大学として地元で復興支援をできたことは、私の人生の中でとてもいい経験となりました。子どもたちにハンドボール教室を通して元気になってもらおうと練習メニューを考えたりしましたが、実際は私たちの方が元気をもらいました。また、熊本在住のOB・OGの方々にも叱咤激励を頂き、改めて早稲田の伝統と誇りを感じ、結果で恩返しをしなければならないと感じました。この経験をこれからの学生生活に活かしていきたいと思います。
楯如美(スポ科2年、岐阜・飛騨高山高)「小中学生とのスポーツ交流を通じて感じたこと」
今回、熊本地震復興支援プロジェクトに参加し、ハンドボールを通して現地の小・中学生と交流しました。小学校低学年から中学生まで、体格や技能レベルが違う中で、どうしたらハンドボールの楽しさを伝えられるか、を考えました。私たちが小・中学生のときにどのような練習をしていたのかを思い出し、全員で話し合って練習を考えました。現地の方に安全面での指導をしていただき、競技を教えることの難しさを感じました。私たちの中には小学生から競技を始めた人もいれば、中学生や高校生から始めた人もいて様々です。しかし、現在でも競技を続けられているのは、それぞれにハンドボールの楽しさを教えてくださった方々の存在があるからです。感謝を伝えるためにも、今回の活動にとどまらず、スポーツフェスタやワセダクラブなどハンドボールを通してスポーツの楽しさを子どもたちに伝えていき、ハンドボールを広めたいと思いました。
山本彩椰(スポ科2年、神奈川・川和高)「熊本城を視察してみて」
熊本城に行って実際に目にした被害の状況は、自分が想像していたものを大きく超えるものでした。特に自然の力で崩れたとは思えない程の石垣の様子にはとても驚かされました。また、復旧作業も始まってはいるものの、石一つ一つに番号を振り分ける等地道な作業が山積みである現実も目の当たりにしました。生で感じないと分からないというのはまさこういうことだということを改めて実感し、今後2、30年かけて復旧していく熊本城をしっかりと記憶に留めていきたいと思いました。
岡崎麗(教育1年、埼玉・浦和実業高)「熊本学園大学の避難所のお話しを聞いて」
熊本学園大学での講演では、熊本地震の被災状況や地震発生時やその後の対応などの話を聞きました。熊本学園大学が行った避難者や地域のことを第一に考えた避難所としての取り組みは「熊本学園モデル」と言われています。報道だけではなかなか知ることのできない現地の実態を知り、防災に対する意識を改めて考え直す貴重な経験となりました。
話を聞いただけにとどめるのではなく、今後の人生で役立てていきたいと思います。
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