早慶定期戦・慶應義塾大戦の試合結果です。
早稲田大学 21(11-7、10-12)19 慶應義塾大学
11/30(土)15:30 東京・早稲田アリーナ
以上の通り勝利いたしました。
この試合の写真はこちら。
(早慶定期戦当日の様子などをお伝えする特集記事は後日アップします!)
【戦評】
初の早稲田アリーナ開催となった早慶戦。アリーナ、スタンドと満員の観客が見守る中、試合は始まった。先制点は慶應。2本のディスタンスシュートを決められるが、この1年間チームの攻撃を牽引してきた宮國義志(社学4年 沖縄・浦添)のカットインで得点すると、下級生ながらオフェンスの核を担った青沼健太(社学2年 千葉・昭和学院)が2点目を決める。そして早稲田伝統の粘り強いディフェンス、守護神のGK羽諸大雅(スポ科4年 千葉・市川)のセーブなどで得点を許さない。その間に主将としてチームを引っ張った清原秀介(商4年 東京・早実)の連続速攻、春のチーム得点王前田理玖(スポ科3年 福井・高志)のカットインなど、流れに乗って13分で6-2と点差を広げた。以降もディフェンスと速攻で持ち味を出した遠藤瞭(スポ科3年 神奈川・法政二)と攻守で中心的な存在を担った中村祐貴(スポ科3年 北海道・札幌西)の連続速攻、また力強いカットインで得点源となった山本慶(スポ科3年 長野・屋代)のカットインなどで点差を突き放す。しかし決めるべきところでのシュートが決まらず、11-7とロースコアで前半を折り返す。
後半になると、大観衆の声援を後押しに慶應が流れをつくる。スカイプレーで失点をすると、山本がリバウンドを拾ってすぐに点を返すものの、それからはミスを連発。その間に7mスロー、ディスタンス、速攻と秋リーグ後から早稲田対策を進めてきた慶應を前に失点を重ね、6分に3連続失点で1点差とされる。そしてディフェンスでは粘りを見せていたものの相手キーパーの連続好セーブに阻まれて得点を奪えず、後半10分についに同点に追い付かれた。しかしここで逆転を許さないのが意地だ。左サイドに入っていた小林春慶(スポ科4年 長野・屋代)がディフェンスで幾度もフリースロー、チャージを奪い、チームを盛り上げる。そして前田が速攻の流れでシュートを決めると、清原がインターセプトからワンマン速攻で14-12。その数分後に再び同点になったものの青沼の連続得点で2点差。早慶両校の意地がぶつかり合う白熱した展開となる。それでも一歩抜け出したのは早稲田だった。前田、清原、宮國と3連続得点を奪い、4点リードへと点差を広げた。ラスト10分では山下翔平(人科4年 石川・金沢桜丘)と髙橋幸太(法4年 東京・早大学院)が3枚目を組み、4年生全員が同時にコートに立った。そして速攻でその山下からのパスを受けた髙橋が20点目を決めた。試合終了直前、1点差の場面で最後にシュートを決めたのは清原。2点差ながら慶應義塾大学に勝利し、大観衆に見守られ、4年生の引退の瞬間を迎えた。
これにて4年生は引退となります。一年間応援ありがとうございました!
これからも早稲田大学ハンドボール部の応援をよろしくお願いします。
四年 佐藤慎太郎
No. | 選手名 | 前半 | 後半 | 合計 |
2 | 清原秀介 | 4 | 3 | 7 |
3 | 前田理玖 | 1 | 2 | 3 |
4 | 山下翔平 | 0 | 0 | 0 |
5 | 中村祐貴 | 1 | 0 | 1 |
6 | 阿南遼星 | 0 | 0 | 0 |
7 | 小林春慶 | 0 | 0 | 0 |
8 | 髙橋幸太 | 0 | 1 | 1 |
9 | 岡本隼 | 0 | 0 | 0 |
10 | 青沼健太 | 2 | 2 | 4 |
11 | 遠藤瞭 | 1 | 0 | 1 |
12 | 中村匠(GK) | |||
14 | 山本慶 | 1 | 1 | 2 |
15 | 山田和直 | 0 | 0 | 0 |
16 | 羽諸大雅(GK) | |||
17 | 菅野空 | 0 | 0 | 0 |
20 | 原遼太 | 0 | 0 | 0 |
22 | 宮國義志 | 1 | 1 | 2 |
23 | 村井達也 | 0 | 0 | 0 |
24 | 福田友貴 | 0 | 0 | 0 |
26 | 佐藤法俊 | 0 | 0 | 0 |
11 | 10 | 21 |