全日本学生選手権2回戦・日本体育大戦の試合結果です。
早稲田大学 28(12-12、16-18)30 日本体育大学
11/9(土)12:30 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ
以上の通り敗戦いたしました。
【戦評】
2回戦へと駒を進めた早稲田は、秋の関東王者である日体大との対戦。秋は7点差の敗戦を喫しているだけにリベンジの機会ともなった。日体大は秋の王者、早稲田は9位と下馬評ではおそらく日体大有利とみられていたこの試合では、前半から早稲田が気迫を見せる。青沼健太(社学2年 千葉・昭和学院)のシュートフェイントからのカットインで先制するが、すぐさま日体大も早いリスタートで得点。宮國義志(社学4年 沖縄・浦添)のディスタンスで2点目を奪うと、ディフェンスではGK羽諸大雅(千葉・市川)がナイスセーブを連発する。日体大の得意とする速攻をシャットアウトすると、その羽諸のロングパスを受けた前田理玖(スポ科3年 福井・高志)が速攻で3点目を奪い、立ち上がりでリードを奪った。しかし相手GKも次々とシュートを止め、その間にディスタンス、速攻と失点。なんとか食らい付きたい早稲田は山本慶(スポ科3年 長野・屋代)、宮國、前田と得点を重ねていったものの20分を過ぎると3点のビハインドを背負った。それでも早稲田も長く続けてきた速攻練習の成果を出し、相手のお株を奪う速攻3連取で同点に追い付くと、点差はつかないまま前半を終える。
早稲田のゴールマウスを守り続けた守護神・羽諸
秋の対戦では前半の接戦から後半15分以降に突き放されて敗戦した早稲田。清原秀介主将(商4年 東京・早実)の速攻で後半1点目を奪ったものの、以降は相手GKに阻まれる。しかしまた次に突破口を開いたのも清原だった。再び速攻で得点をあげると、サイドシュートも確実に決める。主将としてプレーでチームを引っ張っていく姿が見えた。それに呼応した青沼や山田和直(スポ科1年 群馬・富岡)ら下級生もシュートを決めチームは一つになった。相手のシュートは前半ほど止まらなくなったものの、ディフェンスでは3枚目を守った福田友貴(スポ科2年 神奈川・法政二)が相手キープレーヤーをフリースローで次々と止め、攻撃の芽を摘んだ。鬼門である後半15分時点で21-20とリードを奪った。それ以降もこの一年軸となった宮國を中心にオフェンスを組み立て、その宮國がシュートを決める。また佐藤法俊(スポ科2年 長野・屋代)も泥臭くルーズボールを拾い、すぐにパスを受けて得点。残り5分、25-25と必死に食らい付く早稲田。チームのコミュニケーション不足により、1人退場中に7人コート入りしてしまうミスを犯すが、4人の苦しい時間で前田がロングシュートを突き刺す。スタンド、ベンチ、コート全員が最後まで諦めない姿勢を見せた。しかしそんな奮闘もむなしく、3点のビハインドのままタイムアップの時間は刻々と近づいていった。そして最後、山本がシュートを決めた瞬間にブザーが鳴った。最後まで粘り強く戦ったが、2点届かなかった。しかし、大健闘の早稲田を称える拍手がスタンドから送られ、早稲田のインカレでの戦いは幕を閉じた。
全員で、早稲田らしく戦った
これにて早稲田大学の全日本学生選手権は終了いたしました。
11月30日には4年生の引退試合となる早慶定期戦が行われます。SNS、ホームページにて告知を行っていきますので是非ご注目ください。
応援よろしくお願いします。
四年 佐藤慎太郎
No. | 選手名 | 前半 | 後半 | 合計 |
2 | 清原秀介 | 1 | 4 | 5 |
3 | 前田理玖 | 3 | 2 | 5 |
5 | 中村祐貴 | 0 | 0 | 0 |
6 | 阿南遼星 | 0 | 1 | 1 |
8 | 髙橋幸太 | 0 | 0 | 0 |
9 | 岡本隼 | 0 | 0 | 0 |
10 | 青沼健太 | 2 | 2 | 4 |
11 | 遠藤瞭 | 0 | 0 | 0 |
12 | 中村匠(GK) | |||
13 | 福田友貴 | 0 | 0 | 0 |
14 | 山本慶 | 2 | 1 | 3 |
15 | 山田和直 | 0 | 1 | 1 |
16 | 羽諸大雅(GK) | |||
20 | 原遼太 | 0 | 0 | 0 |
21 | 佐藤法俊 | 0 | 1 | 1 |
22 | 宮國義志 | 4 | 4 | 8 |
12 | 16 | 28 |